粉瘤が悪性化する時とは?

スポンサーリンク

ここでは、「粉瘤が悪性化する時」
についてお話します。

 

粉瘤が悪性化することってあるの?

 

皮膚の下に袋状のものができ、
そこに垢や古い角質などの
老廃物が蓄積されてできる粉瘤。

 

普段は痛みが無いけれど、放置し続けていると
悪性化することってあるのでしょうか?

 

そこで今回は、粉瘤と
悪性腫瘍についてまとめてみました。

 

粉瘤が悪性化することはあるの?

 

粉瘤自体は良性腫瘍の中でも
特に多い皮膚疾患のひとつでもあります。

 

通常であれば皮膚から剥がれ落ちるべきである
古い角質や垢などの老廃物が、

 

剥がれ落ちることなく袋の中に蓄積された
ことによって出来た腫瘍が粉瘤なんですね。

 

袋の中に溜まった老廃物は、
月日と共にどんどん蓄積されていきますので、
次第に大きさも大きくなり始めます。

 

中央部分にへそ(開口部)とも呼ばれる
黒い点が見えるのが特徴で、

 

ニキビのように潰そうとすれば中から
クサイ臭いのドロドロとしたものが出てきます。

 

もともとが良性の腫瘍であることから、
粉瘤の大きさが小さかったり炎症を

 

起こしていない時には
様子見を続けることもあります。

 

粉瘤が悪性化することはほとんど
ないのですが、ごく稀に悪性化(癌化)した
ケースもありますので注意が必要です。

 

ちなみに悪性化(癌化)したケースの粉瘤は、
中高年世代の男性のお尻にできた
粉瘤に多い傾向にあります。

 

そのため、30代以上の男性でお尻に
粉瘤が出来た時は放置することなく
病院で治療を受けることが賢明ですね。

 

粉瘤と間違われやすい皮膚疾患は?

 

粉瘤とよく似た皮膚疾患に、
外毛根鞘性嚢腫や多発性毛包嚢腫

スポンサーリンク

(たはつせいもうほうのうしゅ)と
呼ばれるものがあります。

 

この二つはどちらも皮膚にイボのような
ものが出来る皮膚疾患で、
粉瘤と似ている所があります。

 

しかし粉瘤や外毛根鞘性嚢腫、
多発性毛包嚢腫はいずれも良性の

 

皮膚疾患ですので、
悪性腫瘍とは異なります。

 

悪性とも言われる皮膚癌は、
比較的早期から発見しやすい病気でもあります。

 

パッと見は普通のほくろやイボに見えたり
ただの湿疹のように見えることが多いので、
そのまま放置しがちなんですね。

 

中でも悪性黒色腫(メラノーマ)は、
皮膚の悪性腫瘍の中でも特に悪性度の高い

 

皮膚疾患で、進行するにつれて
手遅れになってしまうケースもあります。

 

悪性黒色腫は

 

「ほくろのがん」

 

としても有名で、手足などに出来た
ほくろに多い傾向にあります。

 

もちろん皮膚科医が見れば悪性と
良性の差は歴然ですので、

 

心配な皮膚疾患が現れた際には、
すぐにでも皮膚科を受診するようにしましょう。

 

このように、粉瘤は良性腫瘍ですので
悪性化することはほとんどありません。

 

しかしごく稀に悪性化(癌化)したケースも
報告されていますので、放置し過ぎるのも
あまり良く無いと言えるでしょう。

 

粉瘤の大きさが小さくて痛みも出ていない
状態であれば様子見を続けるのもアリ
かもしれませんが、炎症を起こし始めて

 

痛みが出始めた時には、そろそろ治療を
開始するサインだと
とらえると良いと言えます。

スポンサーリンク