粉瘤を放置するとどうなるの？
ここでは、「粉瘤を放置するとどうなるのか」
についてお話します。
粉瘤を治療しないまま放置したらどうなるの？
粉瘤は良性の腫瘍としても有名ですが、
良性の腫瘍の中でも一番発生頻度が
高い腫瘍としても有名です。
粉瘤の大きさが小さいうちは、
ただのできものとして
放置されることも多いのが事実です。
そこで今回は、粉瘤をそのまま
放置してしまった時の
症状などについてまとめてみました。
粉瘤を治療しないまま放置したらどうなるの？
粉瘤は、体中のどこにでも出来る良性の腫瘍です。
そのため、誰にでも出来る
可能性がある病気なんですね。
もちろん粉瘤が出来やすい体質の人や、
一度出来ると進行が早い人もいます。
ですので、粉瘤を放置した場合の
進行速度には個人差もありますので
一概には言えませんが、
間違いなく言えることは、
粉瘤は自然治癒することはないということです。
自然治癒が望めないということは、
放置し続けることによって
粉瘤はどんどん大きくなっていきます。
また、粉瘤の開口部から細菌感染を起こし、
炎症を起こすこともあります。
炎症を起こすと患部が赤く腫れあがり、
中に膿が溜まり始めることで
さらに腫れがひどくなり、
その結果、猛烈な痛みを伴い始めます。
そのため、痛みに耐えることが出来ず
医療機関を受診する人も少なくありません。
また、極めて稀な事ではありますが、
臀部に出来た粉瘤が癌化したケースも
ありますので、
放置し続けることは
あまり良く無いと言えますね。
粉瘤の治療に通うタイミングは？
粉瘤は一度出来ると
自然治癒が難しい皮膚疾患です。
そのため、粉瘤を根治させるためには
手術による外科的治療が一番好ましいのです。
手術で粉瘤の袋ごとキレイに
取り去ることで再発を防ぐのです。
しかし手術となれば多少なりとも
傷跡が残るのは当然と言えば当然ですが、
出来ることなら傷跡は
小さい方が好ましいですよね。
傷跡を最小限にとどめるためには、
粉瘤の治療は少しでも早い方がベストです。
粉瘤の大きさが小さいうちに手術で
取り去ることによって、
術後の傷跡も小さくて済むのです。
そのため、
「粉瘤かな？」
と思うようなできものが出来た時には、
放置することなく、なるべく早く病院を
受診して治療を開始すると良いですね。
このように、粉瘤をそのまま放置してしまうと
粉瘤の大きさが大きくなってしまったり、
炎症を起こすことでひどい痛みに
悩まされることがあります。
炎症を起こして痛みに耐えきれずに
病院を受診する人が多いのですが、
実は粉瘤を取り去る手術は、
炎症が起きている状態では行うことが出来ません。
一度、炎症を鎮めてから手術を
行うことになるため、治療にも
時間がかかってしまうのです。
ですので、粉瘤が出来た時にはなるべく早く
病院を受診するようにしましょう。