粉瘤が首の後ろにできた時とは?

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ここでは、「粉瘤が首の後ろにできた時」
についてお話します。

 

粉瘤は、皮膚にできる良性の腫瘍です。

 

それ自体には痛みがありませんが、
放置していると徐々に大きくなっていきます。

 

また、炎症や感染を起こしてしまうと、
赤く腫れ上がって痛みが生じます。

 

そんな粉瘤が首の後ろにできた場合、
人に言われて気がつく事が
多いのではないでしょうか?

 

「どうして首の後ろなんかにできるの?」

 

と感じる方もいるかもしれません。

 

治療などはどうなるかも気になりますよね。

 

そこで今回は、粉瘤が
首の後ろにできた場合について紹介します。

 

粉瘤とは

 

粉瘤は、表皮嚢腫とも呼ばれる、
皮膚の良性腫瘍の1つです。

 

脂肪のかたまりと考えられがちですが、
実は表皮でできた袋のような腫瘍です。

 

皮膚の表面と細い出口連絡している事が多く、
つまみと中から白い物が出てくる事があります。

 

皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪の
三層からなっており、表皮は細胞分裂を

 

繰り返して角質層となり、
最後は垢となって脱落します。

 

粉瘤の場合は、
袋の中にこの垢が溜まっていきます。

 

排出される部分がないので、
どんどん溜まっていってしまい大きくなるのです。

 

表皮の袋なので、
体のとこにでもできる可能性があり、
多発する人もいます。

 

炎症や感染を起こすと、
感染粉瘤や炎症性粉瘤と呼ばれ、
痛みを伴うようになります。

 

首の後ろの粉瘤の手術

 

粉瘤の完治を望むのであれば、
手術でその袋を取り除く必要があります。

 

手術の方法には、

 

・摘出術
・くり抜き法

 

の2種類があります。

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手術時は、手術台にうつ伏せに寝て、
顔を台から外へ出して顎を枕に乗せ、
両肘アームレストに乗せた体勢になります。

 

そして、丸く穴を開けた不織布のようなものを
粉瘤に被せて、粉瘤部分を露出させます。

 

次に麻酔を粉瘤に周りに打ちます。

 

粉瘤に大きさにもよりますが、
何箇所もまんべんなく打ちます。

 

首という部分なので、
注射の痛みはかなりあります。

 

麻酔が効いてきたら、
メスを入れて粉瘤の袋を取り出します。

 

大きい場合はそのまま切り出すと、
傷がとても大きくなってしまうので
くり抜き法が用いられる事が多いようです。

 

最後に傷口を縫合をして、手術は終了です。

 

手術後

 

手術後は、

 

・1〜2日は首をあまり動かさない

 

・首を手で押さえたり、寝る時に枕を
 当てたりして圧迫すると傷口が塞がっていく

 

・ガーゼに血がしみるくらい出血したら、
 すぐに病院を受診する

 

・シャワーは翌日からOK(傷の状態にもよる)

 

・お酒は2〜3日我慢する

 

などの注意点があります。

 

傷の状態にもよりますが、
うまくいけば麻酔が切れても痛みを

 

感じる事は少なく、その後数日
経過しても痛みが無い事が多いです。

 

術後約1週間?10日程度で抜糸を行い、
傷口も1年もすれば綺麗になります。

 

このように、粉瘤は首の後ろに
できる可能性もあるのです。

 

その場合の手術はうつ伏せで行われます。

 

粉瘤は摘出しないと完治しないものです。

 

出来るだけ小さいうちに、
手術を受けるようにしてくださいね!

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