粉瘤は薬で治るの？
ここでは、「粉瘤は薬で治るのか」
についてお話します。
粉瘤は、全身どこにでも発生する
可能性のある、良性の腫瘍です。
通常のニキビのように化膿して
潰れるわけでなく、
大きさも変わらずにいる事が多いです。
またイボだと放置していたら、
大きくなっていって破裂してしまった、
なんて方もいるのではないでしょうか。
粉瘤が大きくなって破裂してしまうと、
腫れや痛みが発生してつらいものですよね。
そんな粉瘤は、早く治したいですよね。
手術などをせず、
薬で治せるのであれば、知りたいはずです。
そこで今回は、粉瘤は薬で
治るかどうかについて紹介します。
粉瘤とは
粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造物ができ、
その中に皮脂が溜まる事で発生する腫瘍です。
脂肪細胞が増殖してできる脂肪腫とは、
全く異なるものです。
体のどこにでも出来ますが、顔や首、
背中に発生しやすいと言われています。
潰れた場合は、
ものすごく臭い皮脂が出てきます。
自然治癒は難しく、治療は一般的には、
切開手術をして皮脂の
袋ごと取り出す方法となります。
しかし粉瘤の大きさによっては、
薬の服用で治る事もあります。
かかる病院と処方される薬
病院は、皮膚科を受診すると良いでしょう。
医師の診察、診断によってですが、
粉瘤の大きさが２センチ程度であれば、
薬の服用治療が行われる事があります。
処方される薬としては、
・マインベース錠２００mg
…細菌による感染症の治療に用いる薬
・カロナール錠３００mg
…病気による様々な症状(痛みや熱)や、
苦痛を和らげる薬
・ミヤＢＭ錠
…腸の調子を整える薬
などとなります。
この投薬治療せ粉瘤が無くならなかった
場合は、手術による切除治療となります。
受診や薬にかかる費用
病院での診察は、初診料と投薬代で
自己負担は約１，０００円前後
となる事が多いです。
薬代は、上記の３種類を４日分処方で、
自己負担は約５００円前後。
もし粉瘤を薬の服用で治す事が
できるのであれば、費用としても
負担が少なく済むのです。
とは言っても、手術で粉瘤の袋を
切除すれば再発の可能性が無くなります。
一時的には投薬治療で良いかもしれませんが、
長い目でみて治療法を
決める事も大切なのです。
このように、粉瘤は２センチ程度の
ものであれば薬で治る事もあるのです。
しかし、この判断は医師や
自分の意思によって変わります。
根治を目指すのであれば、
切除手術を受けると良いでしょう。