粉瘤の麻酔は痛みがあるの?

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ここでは、「粉瘤の麻酔は痛みがあるのか」
についてお話します。

 

粉瘤は、皮膚にできる良性の腫瘍です。

 

誰にでも、皮膚にどこにでもできる
可能性のあるもので、手術で
取り除かないと完治はしません。

 

そのため、粉瘤の状態などにもよりますが、
一般的には手術治療が行われます。

 

しかし、手術というと気になるのが
その痛みではないでしょうか。

 

特に麻酔は痛いと耳にすると、
恐ろしくなってしまいますよね。

 

そこで今回は、粉瘤の
麻酔の痛みについて紹介します。

 

粉瘤の治療法

 

粉瘤の治療法には、完治を望む場合は
主に2種類の方法があります。

 

具体的には、

 

・摘出術

 

…麻酔をした上で皮膚を切開し、
袋を周りの組織から切り外して摘出する方法。

 

粉瘤の大きさやできた場所によって、
麻酔方法は変わります。

 

最も軽い状態であれば、局所麻酔で
数十分もあれば手術が終わります。

 

袋は全て綺麗に取り除くので、
再発する事はほぼありません。

 

・くり抜き法(ヘソ抜き法)

 

…粉瘤の中心にある小さな穴に
円筒状のメスを差し込んで、
表面の皮膚とともに袋の一部をくり抜く方法。

 

くり抜いた後、袋の中の垢などをもみ出し、
袋そのものもできるだけかきだします。

 

摘出術と同様に局所麻酔を使用しますが、
傷口が小さく縫合しない事が多いのが特徴です。

 

の2種類です。

 

ただし、この方法で治療するのは、
粉瘤が炎症や感染を起こしていない場合です。

 

万が一炎症や感染を起こしている場合には、
まずはその炎症や
感染の症状を抑える治療が行われます。

 

切開して膿を排出したり、
抗生物質の点滴や服用で
症状を抑えたりするのです。

 

症状が治まってから、
上記の手術を行い再発を防ぐのです。

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麻酔の痛み

 

粉瘤の摘出手術をする場合、
痛みを感じるのは麻酔をする時くらいです。

 

その麻酔の痛みも、局所麻酔であれば、
予防接種程度の痛みです。

 

ただし、切開する箇所にまんべんなく
注射をするため、何度か注射の痛みを感じます。

 

そのうち麻酔が効いてくるので、
痛みは感じなくなります。

 

手術の途中でも麻酔を追加するので、
痛みを感じる事はありません。

 

粉瘤の大きさや、
できた場所によって麻酔方法は変わります。

 

切開する傷の大きさによっては、
全身麻酔が選択される事もあるので
覚えておくと良いでしょう。

 

入院は必要か

 

局所麻酔で小さな傷で摘出できる場合は、
日帰り手術が可能です。

 

傷が大きかったり、その他の持病が
あったりして全身麻酔や下半身麻酔での

 

手術になった場合は、
1〜数日程度の入院が必要となります。

 

手術の事前の説明をしっかり聞いて、
確認しておく事が大切です。

 

また、粉瘤は放置しておくと
どんどん大きくなっていくものです。

 

大きくなれば、それだけ傷も大きくなります。

 

傷が大きくなると、手術の際の入院期間も
長くなる可能性が出てくるのです。

 

初期段階の小さいうちに手術を行えれば、
日帰りですむので、できるだけ
早く受診するようにしてくださいね!

 

このように、粉瘤の手術では
局所麻酔の場合予防注射程度の痛みなのです。

 

それを数カ所行うので、
注射が苦手な方は苦痛かもしれません。

 

しかし、その麻酔さえ我慢すれば
手術中に痛みを感じる事は
ないので安心してくださいね。

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