耳下に粉瘤ができた時とは?

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ここでは、「耳下に粉瘤ができた時」
についてお話します。

 

耳の下にしこりがあると、気になりますよね。

 

しかし、痛みがないと気にはなるけど
病院に行こうと考えないもの。

 

粉瘤は、放置しておくと
徐々に大きくなるものです。

 

大きくなった粉瘤が炎症を起こして赤く腫れ、
痛みを伴う事もよくある事です。

 

また、耳の下は顔なので、
傷を残したくないと考えますよね。

 

そこで今回は、
耳下の粉瘤について紹介します。

 

耳下の粉瘤の手術

 

耳の下は、顔の一部です。

 

特に女性は、粉瘤の手術の傷跡を
なるべく残したくないと考えますよね。

 

そんな場合の手術法としては、
くり抜き法を選択される事が多いです。

 

トレパンという器具で粉瘤をくり抜き、
中に詰まっている内容物を取り出します。

 

耳の周囲の皮膚は柔らかく、
面積の狭い箇所なので、
経験の豊富さが必要となるところです。

 

また、多くの血管が走行している部分です。

 

そのため、慎重に粉瘤を摘出していきます。

 

手術後の様子

 

手術後1週間ほどでカサブタができ、
自然と剥がれ落ちます。

 

その後は、傷跡が徐々に目立たなくなります。

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炎症や感染を起こしていない粉瘤であれば、
短時間で小さい傷で完治します。

 

最小限の傷で済ませる為にも、
粉瘤が小さいうち、炎症や感染を
起こさないうちに手術を受けると良いでしょう。

 

耳にできる粉瘤と間違えやすい病気

 

粉瘤に間違えやすい病気もあります。

 

「耳前瘻孔」

 

という先天性の疾患は、
耳の孔の前に小さな窪みや穴が見られる症状です。

 

粉瘤のように腫瘍が大きく盛り上がって
くる事はありませんが、炎症によって

 

穴の周囲が赤く腫れたり、
膿が出たりする事があります。

 

穴があるだけでそれ以外の症状が
ない場合には、特に問題はありません。

 

しかし、炎症を繰り返す場合は
手術が必要になります。

 

また、化膿性汗腺炎(膿皮症)も
粉瘤と間違えやすい疾患の1つです。

 

急性や慢性の化膿性の疾患で、
皮膚が膿んで皮下に瘻孔(穴、空洞)ができ、

 

そこに痛みを伴う
ジュクジュクした膿が溜まります。

 

アポクリン汗腺が多い部位にできやすく、
主に脇の下や乳房の下、肛門周辺、外陰部、
耳や耳周辺に見られる事が多いです。

 

このように、耳の下にできた粉瘤は
くり抜き法で手術を行う事が多いのです。

 

また、粉瘤ではなく別の病気の可能性もあります。

 

もし耳の下にデキモノができた場合は、
小さいうちに受診できると良いでしょう。

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