粉瘤が耳の前にできた時とは?

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ここでは、「粉瘤が耳の前にできた時」
についてお話します。

 

粉瘤は、皮膚にできる良性の腫瘍です。

 

顔や耳に出来やすいとと言われていますが、
最初はニキビと間違えやすいものです。

 

しかし、放置しておくと
徐々に大きくなっていきます。

 

そして炎症を起こすと赤く腫れ、
痛みを伴います。

 

そんな粉瘤が耳の前に出来た場合、
ニキビとは違うので
どうしたら良いか分かりませんよね。

 

どんな対処をしたらいいか、
わからないかもしれません。

 

そこで今回は、
耳の前に出来た粉瘤について紹介します。

 

粉瘤ができる仕組み

 

粉瘤は、何らかの原因で皮膚の下に
袋状の構造物ができる事で起こります。

 

袋はもともと皮膚であるため、
ターンオーバー(新陳代謝)によって
古い角質皮脂が垢となって排出されます。

 

通常であれば、自然と剥がれ落ちる
これらの老廃物ですが、袋には

 

出口がないために中に
溜まって行ってしまいます。

 

それがしこりとなって、
半円球状盛り上がっていくのです。

 

最初は小さい盛り上がりも、
徐々に老廃物が溜まっていくので
大きくなっていきます。

 

耳にできる粉瘤と間違えやすい病気

 

粉瘤と間違えやすいものとしては、

 

・耳前瘻孔

 

…先天性の疾患で、耳の孔の前に
小さなくぼみや穴が見られる症状です。

 

粉瘤のように、腫瘍が
大きく盛り上がる事はありません。

 

しかし、炎症が起きると穴の周囲が
赤く腫れたり、膿が出たりする事があります。

 

穴があるだけで、それ以外の症状ない場合には、
特に問題はなく治療の必要もありません。

 

炎症を繰り返す場合には手術が必要となります。

 

・化膿性汗腺炎

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…急性や慢性の化膿性の疾患で
皮膚が膿んで皮下に瘻孔がせき、

 

そこに痛みを伴う
ジュクジュクした膿が溜まります。

 

アポクリン汗腺が多い部位に出来やすいので、
主に脇の下や乳房の下、肛門周辺や
外陰部、耳や耳周辺などに見られる事が多いです。

 

などが挙げられます。

 

どちらも、
耳の前部分にできる事がある病気です。

 

治療法

 

粉瘤は、自然治癒したり
自宅ケアしたりしても、
良くなることはほとんどありません。

 

数ミリ程度の小さいものであれば、
稀に自然治癒する場合はあります。

 

粉瘤は良性腫瘍のため、
特に気にならない大きさであれば
治療をせずに様子を見て問題ありません。

 

しかし、徐々に大きくなったり、
時に急に大きくなったりする事が多いです。

 

また、化膿すると赤く腫れ上がって
痛みも出てきます。

 

そのため、粉瘤ができたら出来るだけ
早めに皮膚科や形成外科で
処置する事が大切なのです。

 

治療法としては、基本的には
手術で袋を取り除く方法となります。

 

炎症を起こしていない場合は、
すぐに手術を受けられますが、

 

炎症を起こしているとまず炎症を
治めなくてはなりません。

 

炎症が治まってから数ヶ月後に
手術となる事が多いので、
治療の期間も長引いてしまいます。

 

治療の点から見ても、
早めに受診をする事が重要なのです。

 

このように、耳の前に出来た粉瘤は、
他の病気の可能性も考えられるのです。

 

放置をすると、
どんどん大きくなっていきます。

 

早い段階で、受診するようにしてくださいね!

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