粉瘤が耳の中にできた時とは?

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ここでは、「粉瘤が耳の中にできた時」
についてお話します。

 

ふと気がつくと、耳の中に
しこりのようなものを
感じることがあります。

 

「ニキビかな?と思っていたけど、
その割にはなかなか治らないし、
なんだか段々と大きくなっているような…?」

 

このような経験をしたことはないでしょうか。

 

実は耳の中にしこりができる
原因はニキビだけではありません。

 

いくつかある原因の中でも、
しこりができて自然治癒しない場合には
「粉瘤」の可能性があります。

 

今回は耳の中に粉瘤が発生した
場合について、対処法も含めて

 

解説したいと思いますので
是非参考にしてくださいね。

 

耳の中のしこり…正体は粉瘤?

 

粉瘤とは身体中どこにでもできる
可能性のある良性腫瘍で、

 

特に顔や頭、首、背中、
お尻などにできやすく、
耳たぶや耳の裏などにもよくみられます。

 

そして耳の中にもできることがあり、
小さいものは数ミリ程度ですが

 

大きくなると数センチほど
にまで成長して、耳の中を
塞いでしまうこともあります。

 

粉瘤は皮下組織の中に袋状の嚢胞と
呼ばれる構造物が形成されたものです。

 

嚢胞の中では新陳代謝が行なわれており、
皮脂や角質が排出されて
しこりのように膨らんでいきます。

 

良性腫瘍ですので命に
関わるようなことはありませんが
自然治癒することもなく、

 

放っておくとどんどん大きくなったり、
細菌が入り込んで
炎症を起こしたりします。

 

耳の中にできた粉瘤の対処法

 

粉瘤は小さくて目立たない場所に
あるような場合は特に治療せず
保存療法で様子をみることもあります。

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しかし粉瘤は細菌に感染して
炎症を起こすと、腫れたり膿んだりして
激しい痛みが起こることもあるので、

 

そうなる前に治療することが
望ましいとされています。

 

特に耳の中は清潔に保つことが
困難で細菌が入り込みやすく、
炎症性粉瘤を発症する可能性が高いので、

 

もしも耳の中にしこりを発見して
ニキビの薬を塗っても

 

改善されないようなら皮膚科や
形成外科を受診してください。

 

治療については、粉瘤が炎症を
起こしている場合には抗生物質を
服用しておさまるのを待ちます。

 

あまりに酷く膿んでいるようなら、
少しだけ切開して排膿処置を
することもあります。

 

炎症がおさまれば経過観察に
なることもありますが、

 

最終的に粉瘤を完治させるには
手術が必要です。

 

粉瘤は袋状の構造物を
取り除かないと再発してしまうからです。

 

治療法については医師と
よく話し合いましょう。

 

同時に、常に耳の中を清潔に
するよう心掛けることが
粉瘤の予防や改善に効果的です。

 

耳の中は自分の目で見て
確認することが難しく、
気がついたら悪化していた…

 

ということもよくあります。

 

また耳の中にできるしこりは、
ごく稀に悪性腫瘍の可能性もあります。

 

決して自己判断せずに、
気になった段階で医師の
診察を受けるようにしましょう。

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