粉瘤で血液検査をする時とは?

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ここでは、「粉瘤で血液検査をする時」
についてお話します。

 

粉瘤は、皮膚にできる良性の腫瘍です。

 

一見ニキビや脂肪腫と間違えやすいですが、
その原因や治療法は全く違います。

 

病院に行くと、そのデキモノが
粉瘤なのか何なのか、検査を行います。

 

その検査の中でも、
血液検査を行う場合があります。

 

「血液検査までするなんて、
もしかしたら悪性だったら…」

 

と考えると怖いですよね。

 

そこで今回は、
粉瘤と血液検査について紹介します。

 

粉瘤について

 

粉瘤は、皮膚の下にできた袋状の構造(嚢腫)に、
皮膚の老廃物が溜まって
こぶのようになったものです。

 

中には、正常な皮膚から剥がれ落ちるはずの
角質や皮脂が溜まっています。

 

通常、粉瘤が小さくなるという事は無く、
大きさは変わらないか、
ゆっくり大きくなっていきます。

 

原因はまだはっきりとは解明されていませんが、
外傷によって手のひらや
足の裏にできる事があります。

 

また、20〜30歳代で
見つかることをが多いです。

 

皮膚の良性病変の中で、
最も多いものの1つが粉瘤です。

 

粉瘤の症状

 

粉瘤は、数mmから数pの、
次第に大きくなる半球状の腫瘤(こぶ)です。

 

中央に黒い点のような穴が開いていて、
強く圧迫すると臭いドロドロした
内容物が出てくる事があります。

 

これは、皮膚の下にできた嚢胞にたまった、
垢などの老廃物です。

 

放置すると、
10p以上に大きくなる事もあります。

 

できやすい場所としては、

 

・顔
・首

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・背中
・耳の後ろ

 

などがありますが、
これ以外でも皮膚のどこにでも
できる可能性はあります。

 

また、複数個が同時に多発する場合もあります。

 

粉瘤それ自体には痛みはありませんが、
細菌に感染し炎症を起こした場合は、

 

・かゆみ
・痛み
・赤く腫れる

 

などの症状が現れます。

 

粉瘤の検査、診断

 

粉瘤の診断は基本、問診と
皮膚の状態の診察から診断されます。

 

しかし、粉瘤とよく似た病気もあるので、
それらとの見分けが大切となります。

 

粉瘤と見分けるべき病気としては、

 

・皮様嚢腫
・側頚嚢腫
・正中頚嚢腫

 

・耳前瘻孔
・外歯瘻

 

などが挙げられます。

 

これらの病気との見分けが付きにくいなど、
診断がつかない場合にはより詳細な
検査で見分けるようになります。

 

検査の内容としては、

 

・超音波検査
・CT検査
・MRI検査

 

・生検
・血液検査

 

などです。

 

これらの検査によって、
腫瘤(こぶ)の中身や位置、
原因などを解明するのです。

 

このように、粉瘤は通常症状の問診と
皮膚の状態からでははっきり診断できない場合に、
血液検査が行われる事があるのです。

 

血液検査の他にも、
様々な検査をする事もあるでしょう。

 

それは、きちんとそのデキモノの
正体を解明する必要があるからなのです。

 

是非、医師の指示通りに検査をして、
治療をしていって下さいね!

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