粉瘤がかゆい時とは？
ここでは、「粉瘤がかゆい時」
についてお話します。
粉瘤がかゆいと感じることってあるの？
粉瘤は良性腫瘍で、
皮膚ならどこにでもできる疾患です。
通常は痛みもなにも感じないと
言われる粉瘤ですが、その粉瘤がかゆいと
感じ始める時はどんな時でしょう？
そこで今回は、粉瘤がかゆいと感じるときの
症状についてまとめてみました。
粉瘤の症状ってどんな症状？
粉瘤は、見た目はニキビと似たような感じで、
普段は痛みもありません。
そのため、粉瘤だと気が付かずに
そのまま放置してしまっている人も
少なくないんですね。
でも、ニキビは自然に治ることはあっても、
粉瘤は自然に治ることはありません。
初めは痛いとも感じなかった粉瘤が、
少しずつ大きくなり始め、気が付けば
炎症を起こして赤く
腫れあがってくることもあります。
それでも自分で膿を出したりしながら
放置し続けていると、何度も何度も再発し、
炎症を繰り返すことになります。
何度も何度も再発と炎症を繰り返していると、
とても耐えがたい痛みが襲ってきます。
もう、居ても立っても
居られないほどの痛みですね。
こうなる前に、少しでも早く
病院を受診するようにしましょう。
なお、粉瘤の中心部分から白っぽい
膿のようなものが出始めて、
とてもクサイ臭いを発することもあります。
粉瘤の中身は古い角質や垢などの
老廃物ですので、クサイ臭いを放つのは
当然と言えば当然なんですね。
中には白っぽいものが出て来ていないのに、
クサイ臭いを放つこともあります。
もちろん中には無臭の粉瘤もあるのですが、
炎症を起こした粉瘤は確実にニオイを
放ち始めると考えておくと良いでしょう。
粉瘤がかゆいと感じ始める時ってどんな時？
粉瘤は、普段は痛みもかゆみもない
無症状の事が多く、それ故に発見が
遅れがちな皮膚疾患でもあります。
たとえ放置していたとしても
良性の腫瘍ですので、さほど心配が
要らないということも、発見が遅れがちな
理由のひとつでもあるんですね。
でも、いつもは無症状だった粉瘤が、
いつの間にかかゆいと感じ始めることもあります。
粉瘤が「かゆい」と感じ始めたら要注意です！
無症状だった粉瘤にかゆみが生じ始めた時は、
炎症を起こし始める時がほどんどなんですね。
炎症を起こし始めたからこそ、
かゆいと感じ始めたと思って下さい。
ですので、かゆいと感じ始めた時には
少しでも早く病院で
診察を受けるようにしましょう。
軽い炎症であれば抗生物質などの
お薬で抑えることができますが、
炎症がひどくなればなるほど、
手術で膿を取り出さなければならなくなります。
このように、普段は無症状な粉瘤でも、
時には「かゆい」と感じ始めることもあります。
そしてその「かゆみ」は、
粉瘤が炎症を起こし始めたサイン
であることがほとんどなのです。
ですので、少しでも早く病院で
診察を受けるのがベストですが、
どうしても病院に行く暇がない人は、
市販の抗生物質が入った塗り薬を
応急処置で塗っておきましょう。
ただ、あくまでも応急処置にしか過ぎないので、
時間が空いた時に必ず
病院を受診するようにして下さいね。