粉瘤の黒い点とは?

スポンサーリンク

ここでは、「粉瘤の黒い点」
についてお話します。

 

「皮膚の表面にニキビのような
しこりができて、なかなか治らない…」

 

そのような症状にお困りではないでしょうか。

 

そしてその原因不明のしこりは
中心部辺りに黒い点がみえたりしませんか?

 

もしそうであれば「粉瘤」の
可能性があります。

 

粉瘤は身体中至るところに
発生することのある良性の腫瘍ですが、
小さいものはニキビなど

 

他の皮膚疾患と間違えやすく、
気が付かないで放置されて
しまうことがあります。

 

粉瘤は特に症状がないからといって
放っておくと、次第に大きくなったり
細菌に感染して炎症を起こしてしまう

 

ことがあるので、早めに医師の
診察を受けることが大切です。

 

しかし、ニキビを始めとする
様々な皮膚疾患とどのように
見分けたらよいのでしょうか?

 

今回は粉瘤のちょっとした
特徴について解説したいと思います。

 

ニキビとの見分け方は?

 

初期段階の粉瘤はニキビと
非常によく似ており、
医師でも判断が難しいほどです。

 

粉瘤は皮下組織に嚢胞という
袋が形成されて、

 

その中に皮脂や
角質といった老廃物が溜まって

 

徐々に大きなしこりと
なっていくものです。

 

表面から見るとドーム状に膨らんでおり、
中心部あたりに黒い点の
ようなものが見えるのが特徴です。

 

この黒い点は「ヘソ」と呼ばれるもので、
粉瘤の中身と皮膚の表面を
繋ぐ開口部です。

 

基本的にこのヘソが見られる場合は
粉瘤と判断できますが、

スポンサーリンク

角栓の詰まったニキビと似ているので
他の特徴も観察してみる必要があります。

 

例えば徐々に大きく成長して
しこりのように変化していく場合や、

 

中身の老廃物を押し出して
排出してもまた同じ場所に再発する場合、

 

そして粉瘤が大きくなるにつれて
色が黄色や青紫などに
変化していく場合です。

 

しこりの中心に黒い点がみられる他に、
こういった特徴があらわれるようで
あれば粉瘤の可能性が高くなります。

 

粉瘤と間違えやすい様々な疾患

 

また、粉瘤と間違えやすい
皮膚疾患は他にもあります。

 

例えば皮下脂肪から発生する
良性腫瘍の一種である「脂肪腫」、

 

目の周りにできやすい「はい粒腫」、
生まれつきしこりがある「皮様嚢腫」…

 

などです。

 

また、恐ろしいのは良性腫瘍で
あったとしてもまれに悪性腫瘍に

 

変異してしまう可能性が
あるということです。

 

注意深く観察して少しでも
異変を感じたら専門機関を
受診してください。

 

粉瘤を始めとする腫瘍やしこりなどの
皮膚疾患は皮膚科や
形成外科でみてもらえます。

 

粉瘤は中の老廃物をいくら
出しても治ることはなく、

 

治療するためには手術によって
袋状の嚢胞ごと
取り除かなくてはなりません。

 

放っておくと、開口部から細菌が入り込んで
炎症を起こしてしまうことがありますので
早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

スポンサーリンク